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勝手気ままに綴るのさ。主にハロプロとJ-POP。

つんく♂P声帯摘出発表、いよいよ岐路に立ったハロプロの未来を考える。

シャ乱Qボーカリスト・音楽プロデューサー、そしてハロプロの父、つんく♂が癌が治りきらず声帯を摘出、声を失ったという。2015年4月4日、つんく♂がプロデュースを務めた近畿大学の入学式のステージ上で、テロップで流れた祝辞の中で発表された。この件はハロヲタつんく♂およびシャ乱Qファンはもちろんのこと、多くの人が衝撃をもって受け止めたことだろう。

 

 

気になる予兆は去年の秋から、多くのハロヲタも感じていた。モーニング娘。12期オーディションや、ハロプロの各新ユニットの選考への不参加、道重さゆみモーニング娘。卒業、Berryz工房活動停止に際しても全くステージにあがることは無かった。今年からは一部楽曲を外部作家に依頼し、レコード会社のレーベルマネージャー・橋本慎シャ乱Qキーボード兼アップフロントワークスのディレクター・たいせいを中心に楽曲制作を行っている。また、今年のハロコン娘。コンサートツアー、さらにはつんく♂が楽曲を手掛けているモーニング娘。'15のニューシングルのジャケ写に「produced by つんく♂」の表示が無かった。

 

それでもここまで「声帯摘出」の正式な発表を延ばしたのは、つんく♂自身の心情の整理をする時間があったと考えれば全く不思議ではないと感じるし、また「手術したことを発表すること」によって様々な現場やスタッフ、そして私たちが混乱するのを、なるべく避けたかった部分があるとは思う。事実、つんく♂Pのツイッターはそれを感じさせない明るさをずっと保ち続けてた。

 

そして発表当日。幸いにも私はこの「近畿大学入学式」のUstream生中継をリアルタイムで見ることができたので、つんく♂がステージに登場した時は思わず息をのんだ。そして、祝辞がテロップで流れるのみと理解できた時点で、その「覚悟」は出来た。年相応の、柔和な表情と、入学生ひとりひとりに語りかけるような視線の動かし方。そして、つんく♂自身の現状とリンクさせたメッセージに、会場全体が一気に引き込まれているような雰囲気をUstreamの画面上でも感じとることが出来た。その後は司会者席に移動してのLINEを使った「トーク」、さらに校歌の合奏でアコーステックギターを持ってステージに立つなど、実に意欲的に仕事をこなしていた印象。「発表したことによるしんみりとした感じ」をなるべく感じさせないような仕草を見せていた。

 

そう、つんく♂は、

 

表舞台では常にエンターティナーとしての「自分」をプロデュースしていた。

 

これに尽きると思う。そして、改めてそれをやりとげることの「凄さ」を実感した。どうやら本を執筆中とのことで、そこで不安なことなどを吐露するとは思うのだけど、たぶんこれからも表舞台ではそこまで深く掘り下げることはないのかなーと感じている。つんく♂はこれからもつんく♂らしく、あり続けて頂きたい。まあ、自分がわざわざ言わなくたって大丈夫だとは思うけども…。

 

 

 

 

そして、ハロプロのこれから。いずれ、音楽制作やプロデュースに関してはつんく♂は意欲的なようなので、現状「今まで作り上げてきた壊し始めている」ところに、どうやってつんく♂として入り込んでくるのか…というのを考えると、私のような素人にはなかなか難しいところがある。ネット番組「MUSIC+」*1でのアンジュルム「大器晩成」や℃-ute「次の角を曲がれ」のレコーディング映像を見る限りでは、中島卓緯にある程度、少なくとも「いち作家」としてはつんく♂と肩を並べるくらいの存在になってもらいたい、と考えている橋本慎…のような感じがするので、それはそれで面白いのかなとは感じている。ので、楽曲に関してはとりたてて心配はしていない。(独特の歌詞の世界を見ることがなかなか出来なかったり、ファンキーな掛け声が無くなるのは、正直どうしようもないと感じている)

 

むしろ気になるのは、つんく♂イズムの中でも重要な「リズム」「ボーカル」の部分なのかなと感じている。その「隙間」を埋めるために、活動を停止したBerryz工房より清水佐紀徳永千奈美を「ハロー!プロジェクトアドバイザー」として起用するなど、「どうにかしようとしている」感じではある。個人的には、もう少し娘。OG勢にもそこら辺の役割を与えてもらいたいものだが…。*2

 

いずれ、ハロプロにとって大きな岐路となるであろう2015年、なにが起きても不思議ではないのでハロヲタさんも相当な覚悟をもって応援するしかないだろう。

 

 

*1:MUSIC+ - YouTube

*2:あと、キャナァーリ倶楽部のあゆべぇとかまっちゃんとかおがまなとか…