読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

RE;PORT

勝手気ままに綴るのさ。主にハロプロとJ-POP。

ハロプロクラシックス探訪 ~ハロプロ楽曲のセクシー路線を考える~ 第四回 「実は!セクシー路線編 (その2)」

シリーズ第一回 「あからさま!セクシー路線(その1)

シリーズ第二回 「あからさま!セクシー路線(その2)

シリーズ第三回 「実は!セクシー路線(その1)

シリーズ番外編 「℃-uteのポールダンスパフォーマンスから考える~

 

シリーズ最終回、歌詞の内容やサウンドの斬新さにハッとさせられる「実は!セクシー路線」の楽曲を紹介する後半です。

 

 

⑩ 「唇から愛をちょうだい」/ 美勇伝 (2005年10月26日発売 1st Album「スイートルームナンバー1」10曲目)

美勇伝のセクシー路線のファーストインパクト。曲自体は…まあそれでもちょっとブッとんだ感じのサウンドとボーカル(特に石川梨華←)なのだけど、ライブで見せる激しいダンスホールレゲエのノリと、突然の寝そべり足上げのアンバランスが見ていて痛快。 もはや美勇伝のユニットのコンセプトだった「日本女性のうんたらかんたら」が遥か彼方のように…いや、でも自立している女性像を掲げたかったのかもしれない。これはこれで。だから、つんく♂Pって外してないのだけど外してるように見せる技が上手いというかそれしか出来ないというか…。

 

⑪ 「イチャイチャ Summer」/ GAM(2007年5月23日発売 1st Album「1st GAM~甘い誘惑」7曲目)

 セクシー路線曲は数あれど、ここまで爽やかなセクシー路線もそうそう無い。鈴木俊介アレンジによるサマーファンクサウンドは打ち込み中心ながら至高の仕上がりだし、歌詞自体は実にかわいい印象。ではなぜこれがセクシー路線と自分が思ったのか…となると、やっぱりこの2人のボーカルの絡み方。低中音域メロディーが中心だから、Bメロ~サビにかけてのハーモニーがことごとくウエット。結局これもまたアンバランスな構成でセクシーさを引き立たせた曲なのである。

 

⑫ 「れでぃぱんさぁ」/ Buono!(2008年8月20日発売 4th Single「ガチンコで行こう!」c/w)

 Buono!と女豹の相性ってなかなか面白いところに目を付けたな…と。いや、豹のコスプレしているわけではないし、夏焼雅なんて存在自体もはや女豹だとは思うけど←、やっぱりロカビリーテイストのロックにセクシーさって合うもんなんな、と感心させられた曲。Buono!は正直曲ごとのコンセプトは明確なものはあまりない印象なのだけど、これはc/w曲ながらA面曲「ガチンコで行こう!」よりも印象が強い曲になった。意外と知られてないのかもしれないが実はアレンジは大久保薫。なぜこれをハロプロ本体でやらんのか、って思ってしまうのは私だけ?

 

⑬ 「しょうがない夢追い人」/ モーニング娘。(2009年5月13日発売 39th Single)

 正直このMVを見た時は衝撃的だった…。「モーニング娘。ってこんなことも出来るのか」っていう素直な感動を当時味わったものである。それはビジュアルの「ある種のクセの無さ」が生み出した無機質な印象のビジュアルと、高橋愛を中心とした当時9人のメンバー全員が織りなすエモーショナルなボーカルとのからみ。つんく♂Pがここに来て「J-POPに真っ向勝負」のセクシー路線を打ち出してきたわけである。単純にその方向性は自分は凄くワクワクしたし、結果的に新たな女性ファンも現れるようになった。「セクシー路線は男性ヲタの為だけにあるんじゃない」ってことを、改めて実感した一曲。

 

⑭ 「愛の炎」/ モーニング娘。田中れいな)(2010年12月1日発売 11th Album「Fantasy! 拾壱」5曲目)

 本人がどう思っているのかわからないことを承知で書くと、この曲での田中れいなのボーカルは「実に苦戦してるな…」っていう印象。ただ、その「こなせなさ」も含めてつんく♂Pは彼女のボーカルを高く評価しているんだろうなって思う。もしかすると、つんく♂P自身がそうだから…なのかもしれない。独特の声質の持ち主、という点もそうだし、好きなものにこだわる姿勢もなんか似ている(特にファッションのこだわり)。この曲はいわゆる「情念的歌謡曲」。それをれいなが歌う事で、情念めいた部分を抑えつつ、それでも「オトナへの階段をのぼり始める」姿を劇的に表現している。その姿もまたセクシー路線と言えるのではなかろうか?

 

⑮「Shy Boy」/ Berryz工房(2012年2月22日発売 8th Album「愛のアルバム⑧」3曲目)

 ベリもすっかりセクシー路線が出来るようになったんだなーと感心させられた一曲。AKIRAアレンジによるテクノベースR&Bと加工されたボーカルの無機質さの中で隠しきれない菅谷梨沙子の迫力だったり、逆に加工処理にハマって普段とだいぶ印象が違う嗣永桃子の声だったり…とにかくその「意外性」に心奪われる。いわゆる「インパクト勝負」のイメージが強いベリのパフォーマンスだが、この曲での敢えての「引き」のパフォーマンスも見てみたいもの。

 

⑯「純情警察 K・I・S・S」/ 真野恵里菜(2012年3月28日発売 3rd Album「More Friends Over」1曲目)

 真野ちゃんのセクシー路線…って考えるとなかなか「?」な部分がある。楽曲のイメージやその周辺のビジュアルっていうよりは、グラビアでのセクシーな印象が高いからなのかもしれない。その中でほぼ「唯一」といってもいいセクシー路線楽曲となると、やっぱりこの曲なのかなと。真野ポリスの強気かつ「のせられたい」欲が垣間見れるその姿は、キュートな印象と同時にどこかセクシーで大胆。これが作詞が三浦徳子だったらどうなってたのかなーと想像しただけで少し震える← まあこのくらいコミカルなものでも十分オッケー。

 

⑰「寒いね。」/ スマイレージ(2012年11月28日発売 12th Single)

 スマイレージに冬の名曲が誕生。まあ衣装が相変わらずのダサデザインなのですが、楽曲自体は想像以上に大人っぽくセクシーな印象さえ感じる。多分、その「セクシーさ」を「隠し味」にするための方法なのかなと今となっては思うけど…。でも実際ライブで見たら、やっぱり顔や動きの表現とかもすっかり板についてきた感じで、見る側を堂々と惹きこんでいっている。4月発売の新曲「ミステリーナイト!」もそうだが、スマイレージでのセクシー路線楽曲は「成長しているかどうかを見極めるテスト」なのかもしれない。

 

 

以上、全17曲「実は!セクシー路線」として紹介しました。いささか「実は!」なのでやや説明が「無理やりセクシー路線に持っていった」ぽくなった部分も多々あります。そこはご了承ください、というか許してにゃ(ry

 

まあこうして「ハロプロ楽曲のセクシー路線を考える」と題してシリーズ本題4回+番外編と、計5回にわたって長々と特集してきましたが、要は何が言いたいのかと言いますと「ハロプロのセクシー路線は重宝されるべき」っていうことです。ここ数年、過去のセクシー路線の楽曲が半ばネタ的にハロコンで使われてしまっている…という事実が自分の中では正直モヤモヤとしていた部分で、「もっと大切に歌い継ぎましょうよ」って言いたくなるのです。セクシー路線は「やるメンバーはそれなりに覚悟を持って、それをやることで新たな魅力を増やす」という意思を持ってやる事が重要だと思いますし、ヲタ側にしても単にそのセクシーさを単純にひやかしたり否定したりするのではなく、一度じっくりと見て「新しい魅力」とかを発見することに精を出す方が良いのではないでしょうか?

 

まあ、言いたかったことの中心はそれです。つんく♂Pや事務所が好き勝手でセクシー路線やっているとは思えないし、可能性を求めてのものだと思うので、そこは「上手く突っ込みを入れつつ」大きな心で見ていければ、おのずと面白くなるのではないのかなと考えてます。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。感想等、もしありましたらコメント欄、もしくはツイッター@kacrahellogenie)宛にお気軽にリプ飛ばしてみてください。