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RE;PORT

勝手気ままに綴るのさ。主にハロプロとJ-POP。

ハロプロクラシックス探訪 ~ハロプロ楽曲のセクシー路線を考える~ 第三回 「実は!セクシー路線編 (その1)」

シリーズ第一回 「あからさま!セクシー路線(その1)

シリーズ第二回 「あからさま!セクシー路線(その2)

シリーズ番外編 「℃-uteのポールダンスパフォーマンスから考える~

 

 

お待たせ?しました。歌詞の内容やサウンドの斬新さにハッとさせられる「実は!セクシー路線」の楽曲を紹介していきましょう。主にアルバム曲やc/w曲が中心となりますが、「何気にこれもセクシー路線じゃないか…」というようなシングル曲も入ります。そこらへんの詰めの甘さは自分流って事で← やはり曲数が多くなったのでリリース順に前後半に分けます。

 

 

① 「愛の唄」 / タンポポ (1999年3月10日発売・シングル「Motto」c/w)

「あからさまセクシー路線」楽曲としても紹介したタンポポの2ndシングル「Motto」のc/w曲。これもまた負けず劣らずのインパクトである。パンジョーとオルガンの音が印象的なウエスタン調のアレンジが新鮮。さらになんとポエム付と言うただならぬ曲である。ポエム部分、飯田圭織が情念込めているのは理解できるけど少々おかしなことになっているのはご愛嬌。

 

② 「ガタメキラ」/ 太陽とシスコムーン(1999年6月23日発売 2ndシングル)

現在でもハロコンのシャッフルユニットでよく歌われていたりするのでご存知の方も多い初期ハロプロの代表曲のひとつ。この曲の場合、自分自身は「セクシー」というよりはとにかく「Gonna make it love」というある種威勢のいい?サビからも感じる「パワフル」な印象が強った。曲自体は「クールなファンク」なのに…。そういう色んな要素のミクスチャー的な感触が太陽とシスコムーンならでは。4者4様のボーカルが絡み合う姿が、この曲の「セクシー」さをより助長している。

 

③ 「甘いあなたの味」/ メロン記念日(2000年2月19日発売デビューシングル)

ロックアイドルとしてある意味独特の存在になったメロン記念日のデビューシングル。セリフ多めのマイナー調ポップチューンなのだけど、ウィスパー…というよりは物凄く自信無さげに歌っている印象がとにかく強い、いわくつきの曲。パフォーマンスではなんかメロンを意識したニット帽子(とはいえ色は赤←)みたいのかぶっていたし、デビューにしてなかなか際どい事やるな…とは思っていた。しっかり歌えればそれなりに「セクシー」な雰囲気を漂わせるんだろうけど、80年代のエレポップの妙も相まって実は歌うの凄い難しい曲なのでは?とも思わせてくれる。

 

④ 「かわいい男性」/ T&Cボンバー(2000年7月19日発売 シングル「HEY!真昼の蜃気楼c/w)

 ボザノヴァテイストながら歌謡曲特有のノリの良さを聴かせてくれる「知る人ぞ知る」T&Cボンバー(太陽とシスコムーンより2000年3月に改名)の名曲。アコーステックギターとベースの渋い演奏に、甘ったるく絡んでくるボーカルに、つんく♂Pによる圧倒的な多重コーラス(今考えるとこの時点でだいぶ喉を酷使してたんじゃないかって思ってしまう…)をプラスさせたなんとも贅沢な曲。男をワイングラスみたく掌で転がすようないじらしい歌詞も魅力的。

 

⑤ 「眠れない夜」/ メロン記念日(2003年3月12日発売 1st Album「1st Annversary」7曲目)

 デビュー曲「甘いあなたの味」から3年の月日を経てようやく発売された1stアルバム。事実、シングルはこのアルバムがリリースされるまで実に8枚もの作品を出していたし、そのシングル曲がすべて収録されたため、新曲は3曲(+テーマソングの2バージョン)のみ。その中でもなかなか興味深い出来だったのが、歌詞やサウンドに「セクシー」さを感じるこの曲だった。聞いてもわかるように、そのボーカルは大谷雅恵を筆頭に実に堂々としたもので、「眠れない夜」のタイトル通りに内に秘める情熱を感じ取ることができる。そんなウエットな世界ながら、サウンドがドラムを中心に乾いた印象なのも面白い。ミスマッチの妙。

 

⑥ 「秘密」/ 後藤真希(2004年1月28日発売 2nd Album「②ペイント イット ゴールド」9曲目)

この曲を果たして「セクシー」といっていいのか、何とも微妙なところ。人によっては「セクシーとはちゃうやろ」ってボヤキたくなるのも理解できる。でもこの曲の後藤真希のボーカルの「色めき具合」が実に自然体で素晴らしい。秘密にしておきたい愛しい男性への恋心をそっと打ち明けるように、でも「なぜいつでもばれちゃうのだろう」という「柔らかな不安」をも持ち合わせた複雑な心情を歌ったこの曲で、彼女のボーカルは(当時)これまでに聞けなかった「繊細さ」を見せている。この声が実に「セクシー」。単なる表面的な色気では無い、気持ちの入った色気を見せているのだ。当時18歳…やはり凄い歌い手だ。

 

⑦ 「あなた色」/ 安倍なつみ(2004年2月4日発売 1st Album「一人ぼっち」7曲目)

ラテンベースのセクシーな雰囲気を漂わせる曲はハロプロはかなり多いのだが(つんく♂Pが好きなんだろうね)、その中でも出色の出来なのがこの曲。モーニング娘。を卒業した直後のタイミングでリリースされた安倍なつみ1stソロアルバムの「純粋な」新曲群(いわゆるモーニング娘。の曲や参加ユニットのソロカバー曲を除く)の中でひときわ情熱的な曲。なっちのボーカルは意外にもこういう曲にフィットしている印象が強い。

 

⑧ 「エキゾなDISCO」/ 後藤真希(2005年2月23日発売 3rd Album「3rdステーション」1曲目)

ハロプロ史上最強のウィスパーボイス曲。これだけサウンドがアッパーなのになんと全編ウィスパーボイスのボーカルなのである。何気に凄いことでは無かろうか…?つんく♂Pもやたら気に入ったのかアルバムの1曲目に収録するし、ライブを重ねることに色んな方向に演出が変わっていった曲でもある(この部分は前回の記事を見て頂ければ…)。セクシーの中に内在する「きわどさ」とか「コミカル」とか「アンニュイ」的ないろんな面をすべてごっちゃにした、「セクシーおもちゃ箱」的な楽曲なのかもしれない。(個人的にはハロコンでカバーされる日がくるのを楽しみに待ってる曲のひとつ←)

 

⑨「オンナ、哀しい、オトナ」/ セクシーオトナジャン(2005年6月22日発売 シャッフルユニットEP1曲目)

当時モーニング娘。だった藤本美貴が、Berryz工房夏焼雅、そしてユニットを結成したばかりだった℃-uteの当時のメンバー・村上愛(めぐみ)とともに結成したシャッフルユニット「セクシーオトナジャン」。名前からしてもはやセクシー要素を含んでいるのは一目瞭然なのだが、どこかオシャレな感じ。三浦徳子作詞によるつんく♂とはまた違ったインパクトを持つ歌詞がそうさせるのか。高橋論一による生々しいボサノヴァアレンジも完成度が高い。ミキティのボーカルが圧倒的なのは言わずもがななのだけど、そこにハロプロキッズからあがってきた若い2人のボーカルが合わさることで独特のバランスが成立している。2013年にはハリウッド映画「ウルヴァリン: SAMURAI」の挿入歌として使われたことでも微妙に話題になった。

 

 

(実はこのブログを書いてる途中にセクシーオトナジャンの存在に気づいてしまった人です←)

 

次回は「実は!セクシー路線」後編。残り9曲を紹介していきます。次回でセクシー路線を考えるシリーズは終了する予定なので、上手くまとめられたらいいなーと思っています(思ってるだけ)。さて、どう締めればいいのやら…?