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勝手気ままに綴るのさ。主にハロプロとJ-POP。

SPEED 「One More Dream」から考えるアイドルグループの曲が持つ「強さ」。

普段から色んなJ-POPを聴いているkacraです。ここ数年でしょうか、幾度となく聞きたい曲がありまして…。それはSPEEDが2001年の「一回目の期間限定再結成」の時に発表したシングル「One More Dream」なのです。

 


 

1995年に発生した「阪神淡路大震災」からの復興をアピールするキャンペーンの一環として制作されたもので、未来へ向け立ち上がる勇気を「しっかりとしたメッセージ」に乗せて届ける感動的な曲になっています。プロデューサーである伊秩弘将は、もともとバラードでも名曲が多いのはSPEEDのミリオンヒット曲や、1997年~2000年に活動していた伊秩弘将のプロデュースユニット「the gardens」でも実証済みなところがあるのですが、この曲に関してはそれらとはまた少し印象が異なっているような気がします。

 

SPEEDは一度2000年に解散しています。wikiで見る限り所属事務所の社長は当時、再結成を匂わせる発言はしていたらしく、一度バラバラになったメンバーが、再び集まることの「物語」は、もしかしたら2000年の時点で描いていたのでしょう。そういう策略的なものがあったにせよ、MVとか見てもわかるように実に「一度離れていた4人が集まってバックバンドのメンバーとともにスタジオレコーディングしている」というドキュメント的な演出は、ただただ感動してしまいますよね。また、その物語は同時に2003年の「二回目の期間限定再結成」、そして2008年の「本格的な再結成」に繋がっていく「SPEED自身の物語」にもつながるわけです。実にニクイ。

 

いずれ、こういう真摯なメッセージを、単に歌が上手いソロシンガーでは無く、アイドルグループ(SPEEDにアイドルというイメージはそもそもあまりないような印象ではあるけれど)が歌う事で、こんなにも勇気をもらえるんだってことを知った初めての曲だったように個人的には思います。声が重なり合う事の強さってありますよね。合唱よりは多少粗っぽくても、それでもひとりひとりが曲のメッセージを噛みしめて歌う姿は素敵でした。(SPEED4人の印象がそれぞれ違ってたってのも、ひとつ大きな要素ではありますけども)

 

2011年の「東日本大震災」発生以降、こういったような曲をアイドルグループが出しているのを幾つか見かけますが、なかなか「一回聞いただけで曲の内容が心に染み入ってくる」少ないなーと思ったり…。こういう曲こそ「アイドル」の世間的な偏見を変えるのにピッタリだと思うのですが…。