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勝手気ままに綴るのさ。主にハロプロとJ-POP。

ハロプロクラシックス探訪 ~ハロプロ楽曲のセクシー路線を考える~ 第二回 「あからさま!セクシー路線編 (その2)」

過去のハロプロ曲から「あからさまセクシー路線」曲を集めてみました。前回の記事の続きで、2005年から現在までの作品から選んでます。

 

 

⑨「肉体は正直なEROS」/ メロン記念日 (2005年2月9日発売・シングル)

今年のハロコンでも話題になるなど、もはや曲存在自体に大変なインパクトを持つメロン記念日のこの曲。タイトルどおりの濃厚な歌詞の世界観と、まるで「ポールダンスのポールが無いバージョンを数人でやっている」と勘違いさせるまでのセクシーな振付が話題になった(が、シングルの売り上げには結びつかず…)。どうしてもセクシーな印象に行きがちなこの曲だが、ボーカル部分だけ集中して聞いてみればかなり歌い上げてる曲なのが理解できると思う。これはハロプロセクシー路線では相当珍しいと感じる。また湯浅公一によるアレンジもドラマティックで完成度が高いし、竹内浩明コーラスもセクシー要素を増やす意味でもいいスパイスになっている…など実はかなりこだわって作られた作品のように思う。

 

⑩「SOMEBOYS! TOUCH」/ 後藤真希 (2006年10月11日発売・シングル)

2006年よりスタートした後藤真希の「セクシー路線」は、これまでのつんく♂P特有の歌謡曲メロの強いものではなく、「普遍的なJ-POPに対抗する」という実験的なものであった。確かつんく♂Pもそのあたりをどこかで語っていた記憶がある。その中でも最も挑戦的な作品と言えばなんといってもこの曲だろう。ハロプロの「限界」を軽く超える自由な空間で、時に寝そべりながら時にはしゃぎながらパフォーマンスをする彼女は、確実にソロアーティストとしての存在感を増していた。だからこそこんな曲を挑戦させたのかもしれない。

 

⑪「メロディーズ 」/ GAM (2006年10月18日発売・シングル)


後藤真希がいわゆる「J-POPセクシー路線」を行く最中…一方で2006年に結成された松浦亜弥と当時モーニング娘。藤本美貴(そういえばまだ脱退してないのかこの頃…)によるユニット「GAM」の2ndシングルは、恋人同士のリアルな描写を切々と表現したミディアムバラードに挑戦。歌唱力の高さが織りなす至高の仕上がりは、ある意味「アイドルのシングル」としての位置づけを完全に無視したものだった。そしてさらにファンを騒然とさせた「レズビアン演出」のMVも話題に。これは果たしてどっちがどっちなんだろう…という話は他の方に任せるとして。今やハロプロ楽曲の大半を占める大久保薫アレンジ。

 

⑫ 「愛すクリ~ムとmyプリン」/ 美勇伝 (2006年11月22日発売・シングル)


 2006年に立て続けにリリースされた後藤真希GAMの「今までとは一味違うハロプロのセクシー路線」と打って変わって、久々に「ハロプロらしいセクシー路線」曲。しかも衣装がバニーという、はっちゃけもいいところのビジュアルで話題となった曲。(実際のステージはショーツ的なものを穿いていたのでMVほどハイレグ的なものは無いのでご安心?を)ユーロビートにほんのわずかにフラメンコの要素も交えたのかな…といった情熱的なサウンド(竹内浩明のコーラスとか)に、キュートな3人のボーカルがこれでもかというくらいイジらしく絡む。こうして見ていくと、ハロプロセクシー路線はそのまま石川梨華の歴史に繋がっている印象がする…。

 

⑬ 「気まぐれプリンセス」/ モーニング娘。(2009年10月21日発売・シングル)


実はハロプロでは2007年以降シングルで「セクシー路線」と呼べるものがあまり出ていない。ベリや℃が「おとなっぽい」感じの曲調をやるようになってきたのは間違いないのだが、少なくとも明らかにシングル曲ではセクシー路線は皆無の状態だった。後に「プラチナ期」と呼ばれる娘。も比較的クールな方向性が目立っていた感じ。(実際にパフォーマンスすると色々あったけどね…「情熱のキスを一つ」とか…これは後でまた詳しく紹介)そんな中、にわかに「あからさま」なのがこの曲。曲自体は上品な部分とコミカルな部分を合わせた新鮮な仕上がりなのだけど、衣装は部分部分がスケスケというダサさでハロプロクオリティ。実際セクシー路線だけでは片付けられない面白い曲なのは承知のことだけど、敢えてラインナップに入れてみた。

 

⑭ 「Kiss me 愛してる」/ ℃-ute (2011年2月23日発売・シングル)


℃-uteの代表曲の一つとなった感のあるこの曲。K-POPガールズグループに徹底対抗したかのようなわかりやすくインパクトのある振付と、情熱的で伸びやかなボーカルが印象的。今の℃-uteの路線を決定づける一曲になったとも言える。と、同時に、たぶんもう「明らかに狙った感じの衣装は着ないだろうな…」という「安心感」と「寂しさ」が交わった感情をも味わった。自分が男、おっさんだからなんだろうか…?

 

⑮「フォレフォレ ~Forest For Rest~」/ DIY♡ (2012年11月7日発売・GREEN FIELDSとのスプリットシングル)


SATOYAMA movementのユニットのひとつ。Berryz工房夏焼雅徳永千奈美℃-ute矢島舞美中島早貴モーニング娘。飯窪春菜による美プロモーション系ユニット。上記の℃-uteよりもさらにK-POPにアプローチした感じ。しかも、そこはかとなくダサいところが面白い。歌詞はいわゆる「アウトドア楽しもうよ!」がベースの女子力アップソング。この曲はつんく♂プロデュースではなく、MEG.ME氏による作詞作曲。アレンジはAKBやジャニーズ系も多数手掛ける2人組ユニットの生田真心。この曲も含めて、里山系ユニットはハロプロの中でのつんく♂P以外の楽曲の重要性に気づかされたという意味でも貴重なものになった。

 

⑯ 「アダムとイブのジレンマ」/ ℃-ute (2013年7月10日発売・シングル)


 実に久しぶりに「ハロプロらしいセクシー路線」というものを曲内容やアレンジで聴いたなーというのがこの曲に対するイメージ。MVの背景や鎖の「透明に近い白」は乙女の純真な心であり、そこでもがき苦しんだり、「リンゴ」をかじろうとしたり…という演出は明らかに「狙ったセクシー」演出と感じられる。とはいえ、決して大雑多なものではなく、女性にも十二分に受け入れられる(歌詞内容はまた別の話)ものでもあり、時代の流れを感じた。中島早貴萩原舞が特にこういう路線に合っているのが面白い…。若干の子供臭さを残している二人だからこそ?

 

 

 

というわけで前回の記事と合わせて、ひとまず16曲紹介してきました。なんか今回の方が説明文長くなってしまったけれど…。こうやって時系列で並べると、ハロプロはどんどんセクシー路線が「スマート化」している印象を持った。(これが他のハロプロ外作品も含むとなるとまた色々複雑化しそうだけど…)基本的に美勇伝以降はまるで「あざとい」感じのセクシー路線をやらなくなった印象です。本当に「石川梨華ありき」なのかも、と改めて思った次第です。

 

セクシー路線の今後」…となると、やはりハロプロの現メンバーでは「セクシー路線」はなかなか難しいものがあるように思います。せいぜい℃-uteがやっているような感じが精いっぱいなのかなと。少なくともROMANSカン娘。「SEXY BABY~」のようなあからさまなものは出てこない感じがします。なにせ今はクールハローですからね~。「クールなセクシー」となると初期タンポポを思い出しますが、そこらへん出てこないかなーというのを実はツイッターのフォロワーさんとのTL上の談義で思いついたんですがね…。セクシーセクシー言われ続けて早何年の譜久村聖も、そこらへんならお似合いじゃないかと…、なんて個人的に妄想してたりしてます。

 

さて、ここまでセクシー路線曲を紹介してきましたが「おいおいまだまだセクシー路線な曲あるんじゃねえの?」と思われた方いると思うんですよ。「なんであの曲ないんだよ!」とか、怒り狂っている方もいると思います。なので次回より「実はセクシー路線」編と題して、アルバム曲やc/w曲を中心に色んな部分から「セクシー」を切り取って考えてみたいと思います。(もちろんシングル曲も何曲か紹介します)如何せんアルバム曲やc/w曲となると、動画が無い可能性もありますがそこらへんはご容赦を。

 

セクシー楽曲考えすぎて頭がセクシー脳になってしまっているので、もうすこし日を空けて公開したいと思いますので少々お待ちを…。(別のテーマの記事あげるかも?)